WEB世界のフェイルセーフとフールプルーフ

安全性の保証と事故防止

どちらも工学分野の言葉です。

フェイルセーフとは、故障やミスをを前提として安全性を保証すること。

フールプルーフとは間違った操作方法でも、事故が起こらないようにする設計のこと。です。

身近な例で言えば、石油ストーブが倒れると火が消えるのは、フェイルセーフです。

車のブレーキが壊れても、サイドブレーキで減速することは可能です。これもフェイルセーフ。(フットブレーキは油圧、サイドブレーキはギア、なので仕組みが違います)

フールプルーフは、通称「ポカよけ」とも呼ばれ、「ポカ(小さなミス)」をした場合、それが重大なことにならないようにするものです。

電子レンジはドアを閉めなければ加熱は出来ませんし、ギアがパーキングに入ってなければエンジンがかからない自動車の仕組みも、フールプルーフです。

詳細をもっと知りたい方は以下の生地を参考にお願いします。

Wikipedia-信頼性設計
Wikipedia 信頼性設計


フェイルセーフをWEBに置き換えて考えてみる

予め予測し、対策を立てる

さて、フェイルセーフをWEBに置き換えて考えたいと思います。

WEBサイトで考えると、メールフォームがわかりやすいかなと思います。

メールフォームで一生懸命入力したのに、間違えて「戻る(Backspace)」を押してしまった。

これは、事故といえます。せっかく入力して来た情報が全て消えてしまう。
もう一度入力するのは非常に骨が折れます。

入力してくれるならまだいいのですが、大半が離脱することになるでしょう。
であれば、この事故を想定して、メールフォームに入力された情報は保持しておくべきですね。

最近はこの仕様のものが多いので、私も何度か助けられたことがあります。


バックアップもフェイルセーフです

サーバーがダウンすることも考えられます。

ファーストサーバー事件を覚えてますか?
考えただけでも恐ろしい事件でした。

サーバーのバックアップ、というのは通常サーバー運営業者がとっているものですから、なかなかユーザーサイドで、というのは難しいと思いますが、
できれば、バックアップの体制は整えておくべきです。

WEB担当がそこまでやるの?と思う方もいると思います。。
自分がやらなくてもいいのです。ちゃんと提案して、構築しておきさえすれば。

こういうのは起きてからでは遅いことです。
しかも、なかなか稟議も通りませんが、WEB担当としてやるべきだと思います。

サーバーの事故や、こちらで誤ってWEBデータを消去してしまう、という状況に備えてバックアップの体制を整える。
これも広く考えれば、フェイルセーフと言えると思います。

次にフールプルーフを考えます。
これもメールフォームを例に考えましょう。

間違った操作をしないようにする、というのがフールプルーフですから、全ての入力が完了しないと、送信ボタンが押せない、というのはフールプルーフにあたります。

少しユーザビリティも絡んできますが、Javaなどを使って、入力内容に不備がないか、というのをリアルタイムでチェックするのも良い手法ですよね。

昔はメールフォームに、「全消去」ボタンが設置されていました。
今は、そんなサイトほとんど見かけません。

これは、間違って全消去ボタンを押してしまうユーザーが多かったためです。
このボタンの設置がなくなったのも、フールプルーフと言えます。


ユーザビリティも考える。

フェイルセーフ、フールプルーフを極めれば。

フェイルセーフとフール・プルーフを突き詰めると、ユーザビリティにぶつかると思います。

いかに使いやすく、ユーザーの為に設計するか。

工業分野では必ずしも、ユーザーの使いやすいものが、安全とはいえませんが(例えばアクセルが軽すぎたり)WEBの世界では、これを突き詰めていくと、使いやすさ、の追求ということになるケースが多いです。

例えば、こういう色使い をしないようにする、とか。
私のサイトでは、この色がリンク色にしてありますので、クリック出来ると勘違いさせてしまいます。

予め、こうした色使いをしない、ということがフールプルーフにつながります。

WEBで共通認識されているのは、青のリンクでしょう。
クリック出来ると認識する人はかなり多いです。
リンクの色として認識されているからです。

たまに、この色をむやみに使っているサイトを見かけますが、これは、ユーザーを混乱させるのでやめたほうがいいと思います。

まずはベーシックな設計を心がけ、わかりやすい作りにする。
これが、フールプルーフにつながりますし、最終的には、よりよいユーザビリティにつながると思います。

ちなみに、この記事のアイキャッチ画像は身近なフールプルーフです。
電話に出る時に、誤った操作をしないようにしている設計ですね。

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